2012年4月22日日曜日

2012年4月23日~4月27日の日経平均予想

先週の株式市場は3週連続の下落。週初はスペインの財政不安から売り先行で始まったが、スペインが17日に実施した政府短期証券(TB)の入札が無難に通過したことで、日経平均も18日には200円を超す大幅高になった。その後は米マクロ指標が弱含んだことや、来週の重要イベントを前に様子見ムードが強まり、再び軟調な推移となった。日経平均は週ベースで76.63円の下落。

今週の株式市場は引き続き上値の重い展開が継続か。東京市場は依然調整局面が続いており、今週も大型連休を目前に外国人も国内機関投資家も積極的に動く理由がない。基本的にポジション調整に終始しそうだ。また今週はフランスの大統領選挙、米FOMC、日銀金融政策決定会合、週末からの国内企業決算の本格化、とイベントが目白押しの週である。マーケットへのインパクトが大きいアップルの決算も注目度が高い。海外要因でギャップを大きく開けて戻ってくることも予想されるので、主力株は手掛けづらく、短期資金は先週同様、仕手系材料株に流れることになろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限9,692円、日足基準線9,822円、25日移動平均線9,842円など。下値サポートとしては、週足雲上限9,560円、4月11日安値9,388円、75日移動平均線9,378円、日足雲下限9,254円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,800円

更新日 2012年4月22日 株・個人投資家の喫茶店

2012年4月15日日曜日

2012年4月16日~4月20日の日経平均予想

先週の株式市場は続落。スペインの財政不安や日銀の追加緩和見送りもあり円高が進行、水曜日には9,388円まで下げる場面もあった。しかし、その後は欧米市場がリバウンドしたことで週末にかけ下げ幅を縮める。日経平均は週ベースで50.46円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開が継続か。目先の材料としては本格化してくる米企業決算だろうが、好業績はある程度織り込み済みで、マクロ面での日米の追加金融緩和に関心が集まる。日本は次週に予定される日銀の追加緩和が相場を下支える形になるが、マーケットは既に追加緩和を織り込んでいるので、実際の発表時にサプライズがなければ、そこで材料出尽くしだろう。またアメリカが更に追加緩和に走るような姿勢をみせれば円高の進行も懸念される。日経平均でPBR1倍の9,200円レベルが当面の下値めどか。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,882円、25日移動平均線9,927円、心理的節目10,000円など。下値サポートとしては、週足雲上限9,560円、日足雲上限9,517円、75日移動平均線9,305円、月足転換線9,195円など。

今週の予想レンジ:9,250円~9,800円

更新日 2012年4月15日 株・個人投資家の喫茶店

2012年4月8日日曜日

2012年4月9日~4月13日の日経平均予想

先週の株式市場は大幅に反落。3日に発表されたマネタリーベースは、震災に対応した前年の反動があるにせよマイナスとなり、改めて日銀の緩和姿勢に疑問が持たれる結果となった。またアメリカのQE3の後退、スペインの財政不安も追い打ちをかけ、リスクオフの円買いが進み、日経平均は週ベースで395.11円の下落となる。

今週の株式市場は、下値模索から下げ止まりを確認する展開か。9~10日に行われる日銀の金融政策決定会合では、追加緩和はないと予想されるが、終了後の会見で今後の緩和に積極的な姿勢を示せるかが問われている。またアメリカも雇用統計が予想より悪かったことからQE3への期待が再び高まることが予想され、日銀の対応と合わせ注目される。今週は週末にオプションSQが控えていることから、9,750~9,500円がコアレンジだろうが、9,500円を割り込むようだと、リスクオフに傾いているだけに9,250円まで意識される。ただ、今回の相場が本当に強ければ50日移動平均線前後で止まるはずである。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線9,882円、25日移動平均線9,958円、心理的節目10,000円など。下値サポートとしては、50日移動平均線9,583円、週足雲上限9,560円、日足雲上限9,487円、75日移動平均線9,228円など。

今週の予想レンジ:9,300円~9,900円

更新日 2012年4月8日 株・個人投資家の喫茶店


2012年4月1日日曜日

2012年4月2日~4月6日の日経平均予想

先週の株式市場は底堅く推移した。米国株が26日にQE3(量的金融緩和第3弾)期待から急騰し、翌27日の日経平均も200円を超す大幅高となり、東日本大震災後の高値を更新した。その後は配当落ちやドル円が81円台に入ったことも影響し、週末まで3日続落となったが、日銀のETFの買い入れなどもあり下値は限定的だった。日経平均は週ベースで72.09円の上昇。


今週の株式市場は、上値の重い展開を予想する。欧州危機は表面上は沈静化しているが、実際は傷口に絆創膏を貼った程度のものである。またアメリカもQE3期待でしか相場が上昇しなくなっており、ここから一段の上値追いになるかと言えば大いに疑問と言える。ただ、4月いっぱいまでは崩れそうで崩れない相場が続くのではないかと思われる。


今週は2日に米ISM製造業指数、週末に米雇用統計。国内では2日の日銀短観が注目料。大企業製造業の業況判断指数は円高の修正を受け、半年ぶりに改善すると予想される。


日経平均の上値抵抗としては、日足転換線10,127円、3月27日高値10,255円。下値サポートとしては、心理的節目の10,000円、25日移動平均線9,917円、日足基準線9,882円など。予想レンジは先週と同じとする。


今週の予想レンジ:9,750円~10,250円


更新日 2012年4月1日 株・個人投資家の喫茶店