2012年10月28日日曜日

2012年10月29日~11月2日の日経平均予想

日経平均チャート2012年10月26日

先週の株式市場は反落。米国株がさえない決算を受け軟調に推移したが、日本は日銀の緩和観測が下支えする形で大きく崩れることはなかった。日経平均は週ベースで69.62円の下落。

今週の株式市場は波乱含みの展開か。今週は言うまでもなく、30日の日銀金融政策決定会合が最大の注目材料となる。既に金融緩和は相場に織り込まれているので、事前報道の範囲内なら失望はされなくても、改めて好感されることは考えづらい。発表直後はいったん円高・株安になる確率の方が高いだろう。ただ、材料出尽くしを狙ってショートしている向きもいると思われるので、本格化する国内企業決算で悪材料出尽くしムードが広がれば、ショートカバーによる意外高も期待できる。いずれにせよ30日を前後にボラタイルな展開が予想される。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限8,998円、200日移動平均線9,058円、週足雲下限9,195円、9月19日高値9,288円など。下値サポートとしては、日足基準線8,852円、日足雲下限8,808円、心理的節目の8,750円、8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.65倍 PBR0.92倍 予想配当利回り2.54%

今週の予想レンジ:8,600円~9,200円

更新日 2012年10月28日 株・個人投資家の喫茶店

2012年10月21日日曜日

2012年10月22日~10月26日の日経平均予想

日経平均チャート2012年10月19日

先週の株式市場は、欧州問題の落ち着き、アメリカの良好なマクロ指標、日銀の金融緩和期待による円安の進行と好材料が揃い大幅高となった。日経平均は週ベースで468.56円の上昇。

今週の株式市場は反落か。週末に米国株が大幅安になっていることから、週明けは売り先行での始まりとなる。また、週末から国内の決算発表が本格化することから、様子見ムードが強まりやすく、売りポジションの巻き戻し以外に積極的な買い手は存在しない状況。ただ、30日の金融政策決定会合までは日銀の緩和期待が相場を支えるので、大きく崩れることもないだろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線9,045円、週足雲下限9,195円、9月19日高値9,288円など。下値サポートとしては、日足基準線8,888円、日足雲上限8,869円、日足雲下限8,775円、心理的節目8,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.66倍 PBR0.93倍 予想配当利回り2.51%

今週の予想レンジ:8,700円~9,100円

更新日 2012年10月21日 株・個人投資家の喫茶店

2012年10月14日日曜日

2012年10月15日~10月19日の日経平均予想

日経平均チャート2012年10月12日

先週の株式市場は、世界経済の減速、円高の進行、中国の反日不買運動などを主因に大幅下落となり、チャートは三角保ち合いを下放れ調整色を強めた。日経平均は4日間で329.18円の下落となった。

今週の株式市場は、上値は重いが下値も限定的か。直近の下落ピッチが早たっかこともあり、RSI(14)は19まで低下し、東証1部のPBRも0.89倍とバリュエーション面でも売られ過ぎの状態となっている。ただ、日本株は業績の下方修正懸念が強く、米国は現状の株高を肯定できるほどの業績の力強さはない。したがって自律反発があったとしても上値は重いだろう。

今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限8,775円、75日移動平均線8,866円、日足基準線8,902円、週足基準線8,965円など。下値サポートとしては、7月15日安値8,328円、6月4日安値8,239円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.07倍 PBR0.89倍 予想配当利回り2.63%

今週の予想レンジ:8,300円~8,800円

更新日 2012年10月14日 株・個人投資家の喫茶店


2012年10月7日日曜日

2012年10月9日~10月12日の日経平均予想

2012年10月5日 日経平均チャート

先週の株式市場は、世界的な景気減速懸念や円相場の高止まりを受け軟調な始まりとなったが、欧米株式市場がしぶとい動きを続けていることもあり、下値も限定的だった。日経平均は週ベースで6.86円下がり、3週連続で下落。

今週の株式市場は、自律反発局面だが上値も限定的か。週末の米雇用統計は市場予想を上回ったが、株は既に高値圏にあることから、好感する動きにはならなかった。今週から米主要企業の決算発表が始まり、投資家の視点はマクロからミクロに向かうことになる。国内市場は、今月末の決算発表を前に、業績を下方修正する企業も多くなってきた。織り込み済みとして買い戻される銘柄もあるが、一段と売り込まれる銘柄もあり、いまのところマチマチの反応となっている。国内は日銀の追加緩和期待しか、株価を支える材料がないのがつらいところ。日経平均は、心理的節目である9,000円に重要なテクニカル指標も集中しているので、9,000円の回復が目先の壁となる。

今週の日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線8,873円、日足雲上限8,941円、日足基準線8,967円、200日移動平均線9,031円など。下値サポートとしては、日足雲下限8,775円、9月6日安値8,646円など。

東証1部全銘柄 予想PER12.41倍 PBR0.91倍 予想配当利回り2.56%

今週の予想レンジ:8,650円~9,050円

更新日 2012年10月7日 株・個人投資家の喫茶店