2012年10月29日~11月2日の日経平均予想
先週の株式市場は反落。米国株がさえない決算を受け軟調に推移したが、日本は日銀の緩和観測が下支えする形で大きく崩れることはなかった。日経平均は週ベースで69.62円の下落。
今週の株式市場は波乱含みの展開か。今週は言うまでもなく、30日の日銀金融政策決定会合が最大の注目材料となる。既に金融緩和は相場に織り込まれているので、事前報道の範囲内なら失望はされなくても、改めて好感されることは考えづらい。発表直後はいったん円高・株安になる確率の方が高いだろう。ただ、材料出尽くしを狙ってショートしている向きもいると思われるので、本格化する国内企業決算で悪材料出尽くしムードが広がれば、ショートカバーによる意外高も期待できる。いずれにせよ30日を前後にボラタイルな展開が予想される。
今週の日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限8,998円、200日移動平均線9,058円、週足雲下限9,195円、9月19日高値9,288円など。下値サポートとしては、日足基準線8,852円、日足雲下限8,808円、心理的節目の8,750円、8,500円など。
東証1部全銘柄 予想PER12.65倍 PBR0.92倍 予想配当利回り2.54%
今週の予想レンジ:8,600円~9,200円
更新日 2012年10月28日
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