先週の株式市場は、米国株高、日銀総裁人事、TPP参加などを好感し週明けは買いが先行した。しかし、火曜日にはイタリアの総選挙の結果を受け、一転大幅安となるなど目まぐるしい展開となった。ただ、その後は好調な米経済指標やイタリア国債の入札が順調だったことを受け、徐々に落ち着きを取り戻した。日経平均は週ベースで220.44円の上昇。
今週の株式市場は、メジャーSQに向けボラタイルな展開か。日本は「アベノミクス」の効果が衰えておらず、海外からの多少の悪材料は、すべて押し目買いの好機となっている。米国での「歳出の強制削減」は現時点では、さほど問題視されておらず、NYダウが史上最高値付近での動きとなっているのも追い風。投資家の脇が甘くなってきている感は否めないが、8日のメジャーSQに向け11,750円、海外マーケット次第では12,000円を仕掛けてくる可能性も十分。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の11,750円、12,000円など。下値サポートとしては、心理的節目の11,500円、25日移動平均線11,275円、日足基準線11,052円など。
東証1部全銘柄 予想PER20.61倍 PBR1.21倍 予想配当利回り1.94%
今週の予想レンジ:11,300円~12,000円
更新日 2013年3月3日 株・個人投資家の喫茶店