先週の株式市場は、欧州不安や短観が物足りない内容だったことから、一時節目の12,000円を割り込む場面も合った。しかし、金融政策決定会合で市場予想を上回る金融緩和策が打ち出されたことで週末は円安・株高が進行した。日経平均は火曜日の安値11,805円から金曜日の高値13,225円まで1,420円の急騰とボラタイルな展開となった。
今週の株式市場は、底堅い展開が継続か。為替も株も節目を抜け、円安・株高のトレンドは続きそうだが、先週末に債券先物がサーキットブレーカーを2回発動するなど、あちこちに歪もでている。日銀による異次元の金融緩和で常識では測れない相場に突入している。米国や欧州に遅れること4年、日本もようやく大胆な金融緩和にかじを切った訳だが、この遅れが将来デフレ解消だけでは収まらない可能性もありそうです。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の13,500円、下値サポートとしては、月足雲上限12,648円、心理的節目の12,500円、日足基準線12,309円など。
東証1部全銘柄 予想PER22.63倍 PBR1.31倍 予想配当利回り1.69%
今週の予想レンジ:12,500円~13,500円
更新日 2013年4月7日 株・個人投資家の喫茶店