先週の株式市場は続落。新興国懸念や欧米株安を受け週前半は大きく売られ、一時14,000円を下回る場面もあった。しかし、週後半には新興国通貨が一旦下げ止まったことを受け欧米株が反発し日本株も買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで452.12円の下落。
今週の株式市場は、不安定さを内包しつつも戻りを試す展開か。注目の米雇用統計は、非農業部門雇用者数の伸びが市場予想を大幅に下回ったものの、失業率の低下や利上げ開始時期の後ずれ期待の方を好感する動きとなった。この結果を受け週明けは日本市場も買いが先行しそうだ。ただ、新興国市場の蒸し返しなど不安定さも内包しており、海外市場の動きには引き続き注意が必要。まずは週足基準線の14,754円や1月終わりに揉み合った15,000円レベルが戻り目処として意識される。週末にはオプションSQが控える。
日経平均の上値抵抗としては、週足基準線14,754円、心理的節目15,000円、日足基準線15,158円、日足雲上限15,219円。下値サポートとしては、200日移動平均線14,414円、心理的節目14,000円、週足雲上限13,655円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.42倍 PBR1.34倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:14,000円~15,000円
更新日 2014年2月9日 株・個人投資家の喫茶店