先週の株式市場は続伸。好調な欧米株や日銀の追加緩和期待から堅調な展開となった。日経平均は週ベースで367.74円の上昇。
今週の株式市場は、日銀決定会合待ち。週末の米雇用統計は概ね市場予想に沿ったものだったが、過熱感のあったネット関連株などが売られ、ナスダック指数は-2.6%の急落となった。週明けはこの流れを受け日本株も売り先行の始まりとなろう。ただ、7~8日に日銀の金融政策決定会合を控えていることもあり、売り一巡後は決定会合の結果が出るまで膠着感を強めそうだ。前回の発言内容を考えれば、恐らく今回も現状維持だと思われるが、一部海外投資家の間には追加緩和期待が高まっているので、現状維持だと失望売りも警戒される。また、現状維持でも8日の黒田総裁の会見で今後の追加緩和を示唆する発言などが出れば株価の下支え要因となるが、前回のように素っ気ないものに終わると、3月決定会合後の急落の再現も有り得る。
日経平均の上値抵抗としては、75日移動平均線15,094円、日足雲上限15,158円、3月高値15,250円レベル。下値サポートとしては、日足雲下限14,816円、日足基準線14,758円、200日移動平均千14,571円、3月安値14,250円レベルなど。
東証1部全銘柄 予想PER15.75倍 PBR1.36倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:14,250円~15,250円
更新日 2014年4月6日 株・個人投資家の喫茶店