先週の株式市場は反発。週前半は日銀の追加緩和期待の後退などを背景に節目の14,000円を割り込むなど、チャートは下に放れそうな感じだった。しかし、FOMC議事録がハト派的な内容だったことからNY市場が堅調さを取り戻し、東京市場は14,000円を売り切れなかったことで木曜日・金曜日は買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで365.58円の上昇。
今週の株式市場は、戻りを試す展開か。米国株が堅調なこと以外は、ウクライナ問題、タイのクーデター、新疆ウイグル自治区の混乱、朝鮮半島情勢など地政学リスクが山積。それでも先週14,000円割れ定着を回避したことで目先は買い戻しが続く可能性がある。ただ、14,500円レベルでは戻り売り圧力が強く、買い戻しだけでは早晩頭打ちとなるのは目に見えている。日足の雲を抜けてサポートにするには売買代金の増加が必要。
日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限14,550円、日足雲上限14,599円、200日移動平均線14,642円、心理的節目15,000円。下値サポートとしては、日足基準線14,307円、心理的節目14,000円、4月11日安値13,885円など。
東証1部全銘柄 予想PER14.52倍 PBR1.19倍 予想配当利回り1.79%
今週の予想レンジ:14,150円~14,750円
更新日 2014年5月25日 株・個人投資家の喫茶店