先週の日経平均は続落。国際通貨基金(IMF)が今年と来年の世界成長率を下方修正したことで、欧州の景気の悪化、日本や中国の成長鈍化が改めて嫌気され、リスクオフ・モードとなった。日経平均は週ベースで408.10円の下落。
今週の株式市場はボラタイルな展開が継続か。世界経済への先行きに懸念が広がりつつあり、海外の経済指標に敏感に反応しやすい地合いが続きそうだ。また、今週から米企業の決算発表が本格化する。足元の業績は悪くないものの、QEの終了が近づく中、どのような反応になるかは予断を許さない。日経平均は先週の下落で調整入りが明確となった。目先は200日移動平均線がサポートとして意識されるが、週末のCMEの清算値は既に200日移動平均線15,124円を下回っている。8月に200日移動平均を下回った時は、グランビルの法則通り http://www.kabudream.com/technical/200ma.html 絶好の買い場となったが、今回はどうなるか?
日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限15,442円、75日移動平均線15,549円、心理的節目15,500円、日足基準線15,798円。下値サポートとしては、週足基準線15,130円、200日移動平均線15,124円、心理的節目15,000円、週足雲上限14,851円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.52倍 PBR1.26倍 予想配当利回り1.68%
今週の予想レンジ:14,750円~15,750円
更新日 2014年10月12日 株・個人投資家の喫茶店