2014年12月14日日曜日

2014年12月15日~12月19日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2014年12月12日
先週の日経平均は反落。GDPの下方修正は好調な外部環境にも支えられ無視されたが、その後は上海市場の急落、ギリシャの政局混乱、原油安を背景とした米株市場の下落、日銀の年内弾切れなどが嫌気され下値模索の展開となった。日経平均は週ベースで548.87円の下落。

今週の株式市場は波乱含みの展開か。週末に欧米株が大きく下げたことでCMEの清算値は17,100円台まで下落しており、これに週明け衆院選の結果と日銀短観が加わるのでどの程度の寄り付きになるのかは予測が難しい。日銀短観は消費増税を先送りしたことによる改善効果が見られるのか? 衆院選は事前報道通り与党が圧勝(ただ勝つのではなく)できるかが注目点。与党の圧勝はアベノミクス加速ということで株式市場にはポジティブな材料となるが、ほぼ織り込まれているのでご祝儀相場になるかは微妙。クリスマス休暇前の海外勢による一時的なアンワインドかも知れないが、商品・為替・株のボラが拡大しており、好材料には鈍感、悪材料には敏感になり始めているのは気がかり。日経平均は週明け幻となったメジャーSQ値17,281円を下回りそうだが、ここを早急に回復できないようだと年末相場へ向けての期待感は萎んでくる。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線 17,372円、心理的節目の17,500円、日足転換線17,537円、心理的節目 18,000円。下値サポートとしては、先週のメジャーSQ値17,281円、心理的節目の17,000円、QE2前の高値16,374円、週足基準線16,280円など。

東証1部全銘柄 予想PER17.07倍 PBR1.42倍 予想配当利回り1.54%

今週の予想レンジ:16,800円~17,700円

更新日 2014年12月14日 株・個人投資家の喫茶店