先週の日経平均は反発。衆院選は事前予想通り与党の圧勝となったが、週末の米国株が急落したことや日銀短観が悪化したことで売り先行の始まりとなった。その後も原油価格の下落やロシアルーブル急落などを受け先物は海外市場で一時16,440円まで急落した。しかし、原油やルーブルの下げが一服したことやFOMCがハト派的な内容となったことで週末にかけ買い戻しが優勢になった。日経平均は週ベースで249.82円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。楽観から悲観、悲観から楽観に極端に振れる荒い動きが続いたが、日米ともほぼ急落前の水準を回復したことで落ち着きを取り戻しつつある。今週は外国人がクリスマス休暇に入ることで商いは減少傾向をたどることが予想され、ここから一気に上値追いというよりも、強弱感の対立から次第に膠着感が強まりそう。勿論、原油やロシアを始めとする新興国で問題が起きれば再び先物主導の空中戦が始まるので油断は禁物だ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の18,000円、12月8日高値18,030円、2007年高値18,300円。下値サポートとしては、心理的節目の17,500円、日足基準線17,352円、心理的節目の17,000円、日足雲上限16,308円など。
東証1部全銘柄 予想PER16.90倍 PBR1.43倍 予想配当利回り1.53%
今週の予想レンジ:17,000円~18,000円
更新日 2014年12月21日 株・個人投資家の喫茶店
次回の更新は2015年1月1日になります。