先週の日経平均は続伸。週初は相場の過熱感から上値の重い展開だったが、下がったところでは日銀のETF買いや個人の押し目買いも入り、日足転換線レベルで切り返した。日経平均は週ベースで173.06円の上昇。
今週の株式市場は反落か。週末の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が市場予想を大きく上回ったことで、ダウ・ナスダックとも反落した。これを受け週明けは売りが先行しそうだが、円安にもなっているので下げは限定的なものにとどまりそうだ。ただ、米国の早期利上げ観測から海外市場が変調をきたせば、過熱している日本市場は大規模なポジションのアンワインド(巻き戻し)がいつ発生してもおかしくない。勿論、チャートから上に節らしい節はないので、円安と連動した先物買いで上への仕掛けも考えられる。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目の19,000円。下値サポートとしては、日足転換線18,704円、心理的節目18,500円、日足基準線18,126円など。予想レンジは先週と同じとする。
東証1部全銘柄 予想PER17.97倍 PBR1.50倍 予想配当利回り1.45%
今週の予想レンジ:18,300円~19,100円
更新日 2015年3月8日 株・個人投資家の喫茶店