2015年7月12日日曜日

2015年7月13日~7月17日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2015年7月10日
先週の日経平均は反落。ギリシャの国民投票で緊縮反対派が勝利したことで週明けから大幅安での始まりとなった。火曜日には一旦持ち直したものの、木曜日はギリシャ・中国不安に加えオプションSQが重なったことで先物にヘッジ売りが嵩み先物は19,100円まで急落した。週末は中国のなりふり構わぬ市場介入や、ギリシャ政府が提出した改革案がEU側に大幅に歩み寄る内容だったことから買い戻しが入り下げ幅を縮小した。日経平均は週ベースで759.96円の下落。

今週の株式市場は反発か。いったい何のための国民投票だったのかは置いておくとして、ギリシャ政府がEU側に大幅に歩み寄ったことで金融支援の継続がほぼ確実視されています。欧米の株価も週末にそれを織り込み、CMEの清算値も2万円を超えているので月曜日は大幅高で始まる公算が高い。ただ、債務減免などを巡り両者の溝は埋まっておらず、土壇場でのちゃぶ台返しも警戒。もはやマーケットとは言えない中国市場は週末の2日間で10%を超える急反発となったが、まだ半分の取引が停止されている状態なので、これがすべて動き出した時にどうなるかは予断を許さない。下値不安は後退したものの火種は残ったままだ。日経平均の20,000~20,500円は価格帯出来高も多く、戻ればヤレヤレの売りも出て上値が重くなることが予想される。まずは終値で基準線を回復できるかに注目。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限19,792円、日足基準線20,034円、日足雲上限20,233円、心理的節目20,500円。下値サポートとしては、心理的節目19,500円、7月9日安値19,115円、週足基準線18,773円など。

東証1部全銘柄 予想PER16.70倍 PBR1.38倍 予想配当利回り1.57%

今週の予想レンジ:19,800円~20,600円

更新日 2015年7月12日 株・個人投資家の喫茶店