先週の日経平均は反落。ギリシャへの金融支援を巡る協議が決裂したことで月曜日は600円近い急落となったが、その後はギリシャの国民投票まで材料がなくなったことで落ち着きを取り戻し4日続伸となり下げ幅を縮小した。日経平均は週ベースで166.36円の下落。
今週の株式市場は引き続きボラタイルな展開か。ギリシャの国民投票の結果は明日東京市場が始まるまでには判明する見通しとなっており、緊縮賛成派が買った場合、緊縮反対派が買った場合のシナリオは金曜日のマーケットトークに書いた通りです。ただ、どちらが勝ってもその後の紆余曲折は避けられず、マーケットが買いで反応した場合は売り、売りで反応した場合は買いの逆張りが有効と考えます。不安定な動きを続けていた上海市場は、政府が上場投資信託(ETF)に少なくとも計1200億元(約2兆4000億円)を投入すると発表しました。筋の良い手とは思えませんが、日本はもっと大規模なETF買いをやっているので、なんも言えませんね。
日経平均の上値抵抗としては、6月24日高値20,952円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足基準線20,472円、日足雲上限20,129円、心理的節目20,000円、75日移動平均線19,994円、日足雲下限19,792円など。
東証1部全銘柄 予想PER17.42倍 PBR1.44倍 予想配当利回り1.50%
今週の予想レンジ:20,000円~21,000円
更新日 2015年7月5日 株・個人投資家の喫茶店