先週の日経平均は反落。週初は落ち着いた動きで21,000円を伺う動きだったが、中国人民銀行が3日連続で人民元の切り下げを実施したことから、先物はナイトセッションで一時20,000円割れ寸前まで売られるなど荒い動きとなった。ただ、週末には人民元の切り下げに対する過度の懸念が後退し、20,500円を中心とした動きに回帰。日経平均は週ベースで205.11円の下落。
今週の株式市場は底堅い展開か。まず月曜に発表される4-6月期のGDPはマイナスになるのはほぼ確実視されており、それ自体は弱材料ですが、マイナス幅が大きめに出ると日銀の追加緩和や大型補正予算の期待が高まるので、株式市場はプラスに反応するかもしれません。引き続き中国の実体経済の悪さやアメリカの利上げなどが重しとなるが、為替も円安基調には変わりなく、高水準の空売り比率などをテコに底堅い展開を予想。
日経平均の上値抵抗としては、日足転換線20,625円、6月24日高値20,953円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,500円、日足雲上限20,034円、日足基準線20,031円、心理的節目20,000円、日足雲下限19,946円など。予想レンジは先週と同じとする。
東証1部全銘柄 予想PER17.51倍 PBR1.45倍 予想配当利回り1.48%
今週の予想レンジ:20,250円~21,000円
更新日 2015年8月16日 株・個人投資家の喫茶店