先週の日経平均は大幅に反発。雇用統計が大幅に下振れたことでアメリカの早期利上げ観測が後退し世界的な株の買い戻しが続いた。日本もリバランスやロング・ショートのアンワインドなど、直近売られすぎた銘柄を買い戻す動きが加速した。日経平均は週ベースで713.54円の上昇。
今週の株式市場は底堅い展開か。アメリカの利上げ先送り観測から世界的な株の買い戻し相場が続いており、東証の空売り比率も9月29日の43.4%から34%へ約10%急減した。なりふり構わぬ買い戻しはピークを過ぎたと思われるが、日本は追加緩和期待と郵政上場に向けた管理相場の色彩が強くなっており、下値は売り込みづらくなっている。200日移動平均に近づくとさすがに上値は重くなりそうだが下値も堅そうだ。リスク要因としては中東の地政学リスクの再燃。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目18,500円、週足基準線18,927円、200日移動平均19,129円。下値サポートとしては、週足雲上限18,169円、心理的節目18,000円、25日移動平均線17,973円、日足基準線17,839円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.82倍 PBR1.32倍 予想配当利回り1.63%
今週の予想レンジ:17,800円~18,800円
更新日 2015年10月11日 株・個人投資家の喫茶店