2016年2月28日日曜日

2016年2月29日~3月4日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年2月26日
先週の日経平均は続伸。WTI原油先物価格が30ドル台を回復したことやアメリカのリセッション懸念の後退を受け株を買い戻す動きが優勢になった。日経平均は週ベースで221.24円の上昇。

今週の株式市場は、戻りを試す展開も上値は重そう。G20は論評にも値しない内容だったが、既に形骸化している会合なので特段好感も失望もされないだろう。それより懸念されていたアメリカのリセッション入りが目先後退したことで、円は弱含み、日本株にはプラスに働く可能性がある。ただ、米国株が利上げ懸念の再燃で崩れないことが前提であり、原油安、中国不安、G20で盛り込まれた機動的な財政政策云々も、各国任せで実効性には乏しいことから、不安定な動きは続くだろう。

日経平均レバレッジETFの年初からの平均買いコストは、日経平均16,800円程度と言われており、上値では戻り売りが強まると思われる。フィボナッチで見た場合も、2月1日の高値17,905円から12日の安値14,865円の61.8%戻しが16,744円であり、やはりこの辺がレジスタンスとして意識される。為替水準から見た場合、既に株価は割高になっているので高値掴みには注意したい。一方、下に振れた場合は価格帯出来高も多く下げ渋りを見せている15,600円レベルが目先のサポートとして意識される。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線16,386円、心理的節目16,500円、61.8%戻し16,744円、心理的節目17,000円、月足基準線17,419円。下値サポートとしては、日足転換線16,052円、心理的節目16,000円、心理的節目15,500円、2月12日安値14,865円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.91倍 PBR1.10倍 予想配当利回り1.88%

今週の予想レンジ:15,500円~16,800円

更新日 2016年2月28日 株・個人投資家の喫茶店

2016年2月21日日曜日

2016年2月22日~2月26日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(週足)2016年2月19日
先週の日経平均は大幅に反発。ドイツ銀行が社債(問題になった偶発転換社債ではない)の買い戻しに動いたことから、欧州金融不安が和らぎ、週初は1,069円の大幅高となった。その後も欧米市場は堅調に推移したが、ドル円の戻りが鈍く日経平均は日足基準線を手前に押し戻された。日経平均は週ベースで1014.56円の上昇。

今週の株式市場は、G20を前に揉み合い予想も為替次第では再度15,000円を試しに行く展開も。為替から日経平均のフェアバリューを考えた場合、私の計算では115円で16,000円がギリギリ許容できる範囲であることから、現在の112~113円で見た場合のフェアバリューはおまけしても15,000円前後が妥当だと考える。日銀のETF買いや公的資金などが株価を下支えしているが、ドル円が現状の112~114円で推移すれば株価は必然的に下方圧力がかかっていくことになる。上は日足基準線の16,385円が目先のレジスタンス。

26ー27日の日程でG20財務相・中央銀行総裁会議が開かれる。期待を煽る人もいるので多少は売り込みにくい環境になるかもしれないが、既にG20は形骸化していることから、今回も「市場を注視する」程度の声明しか出てこないと見ておいた方がいいだろう。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目16,000円、日足基準線16,385円、月足基準線17,419円、週足雲下限17,741円。下値サポートとしては、心理的節目15,500円、心理的節目15,000円、2月12日安値14,865円、月足雲上限13,324円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.68倍 PBR1.09倍 予想配当利回り1.92%

今週の予想レンジ:14,800円~16,500円

更新日 2016年2月21日 株・個人投資家の喫茶店

2016年2月14日日曜日

2016年2月15日~2月19日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(週足)2016年2月12日
先週の日経平均は大幅に続落。週初は自律反発で上昇したものの、その後は原油安、欧州金融不安とリスクオフの流れが強まりドル円が急伸、日経平均はつるべ落としで15,000円割れとなった。日経平均は週ベースで-1,866.98円の下落。

今週の株式市場は、先週同様為替を睨みながらボラタイルな展開か。週末に欧米株が反発したことで月曜日は大幅高での始まりとなるが、その後は為替相場を睨みながらの展開となる。短期的に下げすぎた反動から目先1,000円程度の自律反発は十分あり得るが、長期トレンドは完全に下向きであり、為替も115円以下では来期の大幅減益は避けられない状況。現在、何一つリスクが顕在化していない中での下げなので底入れ感など当然でるはずもない。アベノミクスは一にも二にも三にも円安に依存した経済なので、それが投機的なものであろうがなかろうが、円高に振れればすべてが逆回転し実体経済を悪化させる。シカゴ投機筋の円ロングは前週から再び増加しており、当局との神経戦が激しくなろう。株のボラもしばらくは高止まり状態が続きそうだ。戻りのメドとしては心理的節目の16,000円、下は心理的節目の14,000円。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目16,000円、日足基準線16,668円、月足基準線17,419円、週足雲下限17,741円。下値サポートとしては、2月12日安値14,865円、心理的節目14,500円、心理的節目14,000円、月足雲上限13,324円など。

東証1部全銘柄 予想PER13.69倍 PBR1.01倍 予想配当利回り2.05%

今週の予想レンジ:14,250円~16,250円

更新日 2016年2月14日 株・個人投資家の喫茶店

2016年2月7日日曜日

2016年2月8日~2月12日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年2月5日
先週の日経平均は反落。マイナス金利導入後、米国株も大幅高となったことで月曜日も買い戻しが続き日経平均は17,905円まで上昇した。しかしその後は原油が再び30ドルを割り込んだり、米国で弱い経済指標が相次いだことで利上げ観測が後退し、再び円が買われる流れとなった。円がこれほど早くマイナス金利導入前の水準に逆戻りすることは、まったく想定外だったので、火曜日からの4日続落は株式市場に少なからずショックを与えた。日経平均は週ベースで-698.71円の下落。

今週の株式市場は為替を睨みながら神経質な展開か。週末の米雇用統計は若干下振れとなったが、失業率は低下し平均賃金は上昇と解釈が難しい内容となった。3月の利上げはないにしても、年内の追加利上げへの可能性は残ったことで株は売られたが、円は117円をはさんでの揉み合いだった。もし大きな下振れとなっていたら115円台に入る可能性が高かっただけに、CMEの清算値16560円にサヤ寄せしてもそこから一段と売り込む動きにはならないだろう。ただ、米国も雇用以外の指標は冴えないものが多く、原油も不安定、中国不安は相変わらず、国内企業業績も悪化傾向となっており、リバウンドの継続性には疑問が残る。トレンドは完全に下向きなので突っ込み買いの吹き値売りに徹したい。テクニカル的には2月1日~2日がアイランドリバーサルとなっており、これを早急に否定しないことには16,500円、16,000円に引き寄せられていくことになる。

日経平均の上値抵抗としては、月足基準線17,419円、日足基準線17,565円、週足雲下限17,741円、心理的節目18,000円。下値サポートとしては、心理的節目16,500円、1月21日安値16,017円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.58倍 PBR1.15倍 予想配当利回り1.81%

今週の予想レンジ:15,800円~17,500円

更新日 2016年2月7日 株・個人投資家の喫茶店