先週の日経平均は反発。連休中に米国株が続伸したことで月曜日は300円を超える大幅高となったが、その後はイースター休暇を前に外国人のフローが減り薄商いのなか方向感のない展開が続いた。ただ、米金融当局者のタカ派発言を背景としたドルの買い戻しが継続し、週末にドル円が113円に下落すると再び買いが優勢となり17,000円台を回復した。日経平均は週ベースで277.94円の上昇。
今週の株式市場は、底堅い展開か。アメリカは4月の追加利上げ観測も台頭してきているが、今のところ原油も株も下げていないので、円安になった分だけ日本株にはプラスになっている。この流れが今週も続くのか否か引き続きFRB関係者の発言に注意したい。日経平均は火曜日に130円ほど配当分が落ちるものの、クジラなどが月末に向け露骨な買い支えを展開するので底堅く推移すると思われる。北朝鮮の最後通告は、いつもの虚仮威しだと思われるが、朝鮮半島の地政学リスクも一応考慮。日経平均の上値メドは心理的節目の17,500円、2月1日~2日にアイランドリバーサルになっている週足雲下限レベル17,741円。下値はSQ値の16,586円、日足基準線16,522円。
日経平均の上値抵抗としては、月足基準線17,419円、日足雲上限17,434円、心理的節目17,500円、週足雲下限17,741円。下値サポートとしては、SQ値16,586円、日足基準線16,522円、心理的節目16,500円、日足雲下限16,184円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.85倍 PBR1.15倍 予想配当利回り1.80%
今週の予想レンジ:16,500円~17,500円
更新日 2016年3月27日 株・個人投資家の喫茶店