2016年4月17日日曜日

2016年4月18日~4月22日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)2016年4月15日
先週の日経平均は大幅に反発。原油先物価格が200日移動平均線を上回り、欧米株が堅調な推移を続けた流れを受け、東京市場も急反発となった。東京市場の大幅高の直接的な背景は公的年金の買いがきっかけだったが、週後半はヘッジファンドのアルゴリズムによる買い戻しが上昇に拍車をかけた。日経平均は週ベースで1,026.51円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。東証1部の予想PERは15.97倍と既に割高感が出ており、17,000円を超えてくると戻り売りも上値を圧迫する。基本的に先週の上昇は、商いも少なく真空地帯を公的年金とショート・カバーで駆け上がっただけである。このまま100トビ台の円高が続けば、EPSは更に低下して行くと考えられるので、株価の割高感は更に強まって行く。地震の影響もさまざまな形でマーケットに出てくるだろう。現状のファンダメンタルズからは、17,000円から上はとても買える水準ではないが、ただ目先はショート・カバーと日銀の決定会合も近づいてくることから、CTAが上方向で値幅がとれると考えればアルゴリズムが上に走ることもないとは言えない。上は3月の戻り高値17,291円、下は日足基準線16,381円あたりが目先のメド。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限16,989円、心理的節目17,000円、3月の戻り高値17,291円、月足基準線17,419円、週足基準線17,439円。下値サポートとしては、日足基準線16,381円、日足雲下限16,320円、心理的節目16,000円、心理的節目15,500円、2月12日安値14,865円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.97倍 PBR1.15倍 予想配当利回り1.83%

今週の予想レンジ:15,750円~17,200円

更新日 2016年4月17日 株・個人投資家の喫茶店