2016年7月31日日曜日

2016年8月1日~8月5日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年7月29日
先週の日経平均は小幅に反落。決定会合の発表直前に800円幅の乱高下となったが、終わってみれば先週末から57.98円の下落と、大騒ぎした割にはいたって普通の動きだった。

今週の株式市場は方向感のない展開か。マイナス金利の深掘りがなかったことで銀行株がショートカバーで上昇したが、ドル円は102円台前半と決定会合前より円高に振れており、これが外需株にどう響くか。個人的には中央銀行のリスク資産の積み増し及び株価操縦はまったく評価できないが、マーケット的にはEFTが3.3円→6兆円に増額されたことは大きい。何しろ6兆円ぶん全部買えば、毎週1,200億円規模の超大型投信が設定されるようなもので、しかも売りは一切出ないのだから。また、どのような買い入れ方法になるのかも注目。大きなイベントが通過し、市場の目は再び決算プレーに。上値は累積出来高の多い17,000円、下値メドは基準線15,091円。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目17,000円、5月31日高値17,251円、月足転換線17,438円、心理的節目17,500円。下値サポートとしては、日足雲上限16,505円、週足基準線16,385円、日足雲下限16,095円、日足基準線15,901円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.76倍 予想PBR1.15倍 予想配当利回り1.89%

今週の予想レンジ:15,900円~17,000円

更新日 2016年7月31日 株・個人投資家の喫茶店

2016年7月24日日曜日

2016年7月25日~7月29日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年7月22日
先週の日経平均は揉み合い。NYダウの史上最高値更新や国内は財政出動や日銀の追加緩和期待から17,000円に迫る場面もあったが、黒田総裁が「ヘリコプターマネーは必要性も可能性もない」と語ったという報道で、週末は利益確定売りが優勢になった。日経平均は週ベースで129.4円の上昇。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。週末から本格化する第1四半期決算も注目だが、何と言っても28~29日に開く日銀の金融政策決定会合に注目が集まる。それなりに期待が高まっているのでゼロ回答だと失望売りは避けられない。追加緩和の手段を考えると、既に量的質的金融緩和は限界に達しているので、出口を考えればこれ以上の国債や上場投信(ETF)の買い増しは日銀のバランスシート上のリスクが大きすぎる。よってやるとしたらマイナス金利の深掘りぐらいしかないと思われるが、果たしてどうなるか。今週は決定会合次第で上下に1,000円ぐらいは軽く動く可能性が高いので予想レンジは広めにとった。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目17,000円、5月31日高値17,251円、月足転換線17,438円、心理的節目17,500円。下値サポートとしては、日足雲上限16,505円、週足基準線16,385円、日足雲下限16,218円、日足基準線16,157円、心理的節目16,000円、心理的節目15,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.87倍 予想PBR1.15倍 予想配当利回り1.89%

今週の予想レンジ:15,500円~17,500円

更新日 2016年7月24日 株・個人投資家の喫茶店

2016年7月17日日曜日

2016年7月19日~7月22日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年7月15日
先週の日経平均は大幅に反発。6月の米雇用統計を受け大幅高で始まり、その後もS&P500とNYダウが連日で史上最高値を更新し、国内はヘリマネ観測から円が急落し買い戻しに拍車がかかった。日経平均は週ベースで1,390.87円の上昇となり、週間での上昇率はアベノミクスが始まってから最大となった。

今週の株式市場は16,000円台での値固めか。短期的な過熱感は言うまでもないが、米国株が連日で史上最高値を更新し、国内は財政出動と日銀の追加緩和期待を支えに売り込みづらい環境になっている。16,500円~17,000円は累積出来高が多い水準なので、戻り売りから次第に上値は重くなると思われるが、日本株は為替次第の面が大きいので、高いという理由だけで安易なショートも危険。週明け日本は休場だが、トルコのクーデター失敗を受け為替と海外株式市場の動向が注目される。また、19日に東証マザーズ指数先物が上場となる。個人投資家に吉と出るか凶と出るか。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限16,543円、日足雲上限16,704円、心理的節目17,000円、月足転換線17,438円。下値サポートとしては、週足基準線16,385円、心理的節目16,000円、日足基準線15,754円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.75倍 PBR1.14倍 予想配当利回り1.91%

今週の予想レンジ:16,000円~17,000円

更新日 2016年7月17日 株・個人投資家の喫茶店

2016年7月10日日曜日

2016年7月11日~7月15日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年7月8日

先週の日経平均は反落。欧米株は比較的大人しい動きだったが、日本株は円高基調が重しとなり、冴えない展開が続いた。GPIF・日銀・自社株買い以外に積極的な買い手は不在で、頼みの新興市場も一時の勢いがなくなってきた。日経平均は週ベースで575.5円下落し、先週反発した約75%を失った。

今週の株式市場は揉み合いか。週末の米雇用統計が市場予想を大きく上回ったことで週明けは買いが先行しそうだが、ドル円が100円台ミドルと円高基調は不変なことから、引き続き上値は重そうだ。ただ、100円割れは介入警戒感も出てくる水準なので、海外で大きな悪材料でも出ないかぎりドル円の100円割れ、日経平均の15,000円割れが定着するのはまだ先になりそうだ。今月末から本格化する決算発表での下方修正リスクを織り込みながら、政府・日銀の政策待ちの展開。転換線と基準線の間でちゃぶつきそうだが、予想レンジは先週と同じとする。

日経平均の上値抵抗としては、日足転換線15,396円、日足基準線15,847円、心理的節目16,000円、日足雲下限16,543円。下値サポートとしては、心理的節目15,000円、6月24日安値14,864円、PBR1倍水準14,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER13.58倍 PBR1.05倍 予想配当利回り2.04%

今週の予想レンジ:15,000円~16,000円

更新日 2016年7月10日 株・個人投資家の喫茶店

2016年7月3日日曜日

2016年7月4日~7月8日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年7月1日
先週の日経平均は反発。イギリスのEU離脱決定後、欧米株はそれほど大きく崩れず、火曜日からは世界的に買い戻しが優勢になり、日経平均も5連騰となった。ただ、円高基調は変わらず外需主力株の上値は重かった。日経平均は週ベースで730.46円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。イギリスのEU離脱による混乱に関しては目先は収束したが、中長期的に見ればさまざまな悪影響が出てくるのはこれからなので、短期的な動きに一喜一憂しても意味は無い。ECBや日銀の追加緩和を警戒した買い戻しもかなり入っていたのではないだろうか。ただ、東証1部の空売り比率が週末に再びEU離脱前の40%台まで戻っているので、弱気に見ている人も多く、為替と海外市場次第で買い戻しが続く余地は残っている。7月の決定会合に向け日銀プレーが始まるのはもう少し先であり、海外で波乱がなければ今週は15,500円を中心に±500円程度の動きを想定。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線16,058円、日足雲下限16,543円、日足雲上限16,741円、週足基準線16,907円。下値サポートとしては、心理的節目15,500円、6月24日安値14,864円、PBR1倍水準14,500円など。

東証1部全銘柄 予想PER14.09倍 PBR1.09倍 予想配当利回り1.97%

今週の予想レンジ:15,000円~16,000円

更新日 2016年7月3日 株・個人投資家の喫茶店