先週の日経平均は小幅に反落。決定会合の発表直前に800円幅の乱高下となったが、終わってみれば先週末から57.98円の下落と、大騒ぎした割にはいたって普通の動きだった。
今週の株式市場は方向感のない展開か。マイナス金利の深掘りがなかったことで銀行株がショートカバーで上昇したが、ドル円は102円台前半と決定会合前より円高に振れており、これが外需株にどう響くか。個人的には中央銀行のリスク資産の積み増し及び株価操縦はまったく評価できないが、マーケット的にはEFTが3.3円→6兆円に増額されたことは大きい。何しろ6兆円ぶん全部買えば、毎週1,200億円規模の超大型投信が設定されるようなもので、しかも売りは一切出ないのだから。また、どのような買い入れ方法になるのかも注目。大きなイベントが通過し、市場の目は再び決算プレーに。上値は累積出来高の多い17,000円、下値メドは基準線15,091円。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目17,000円、5月31日高値17,251円、月足転換線17,438円、心理的節目17,500円。下値サポートとしては、日足雲上限16,505円、週足基準線16,385円、日足雲下限16,095円、日足基準線15,901円など。
東証1部全銘柄 予想PER14.76倍 予想PBR1.15倍 予想配当利回り1.89%
今週の予想レンジ:15,900円~17,000円
更新日 2016年7月31日 株・個人投資家の喫茶店