2016年9月25日日曜日

2016年9月26日~9月30日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2016年9月23日
先週の日経平均は反発。FOMCでの現状維持は市場予想通りだったが、日銀は「長短金利操作付き量的・質的金融緩和」を導入しました。今後イールドカーブを日銀がコントロールするというもので、はっきり言ってしまえば量も質も既に限界に達しており、量的・質的金融緩和の失敗は誰の目にも明らかです。ただ、それを認めるわけにもいかないので、とりあえずやれそうなものをくっつけたって感じしかありません。マイナス金利を深掘りせず、ゼロ回答でもなく、よく言えばマーケットに配慮したと言えますが、出口はますます遠くなり、政策もますます分かりにくくなり、深みにハマって行く日銀。日経平均は週ベースで234.73円の上昇。

今週の株式市場は揉み合いか。日米の金融政策イベントが波乱なく通過したことで、一定の安心感? が生まれており、低ボラのなかどちらかと言えば上方向にバイアスがかかりそうが、上値も限定的だろう。次の大きなイベントはアメリカ大統領選挙。波乱要因としては、ドル円の100円割れなど為替相場の動き。

日経平均の上値抵抗としては、週足雲下限16,912円、心理的節目17,000円、5月31日高値17,251円、心理的節目17,500円、月足基準線17,741円。下値サポートとしては、日足基準線16,738円、日足雲上限16,296円、週足基準線16,239円、心理的節目16,000円、日足雲下限15,904円など。

東証1部全銘柄 予想PER15.12倍 予想PBR1.19倍 予想配当利回り1.87%

今週の予想レンジ:16,000円~17,000円

更新日 2016年9月25日 株・個人投資家の喫茶店