先週の日経平均は304.18円の反落。好材料としてはOPECの非公式会合での減産合意やヒラリー・クリントン候補の優勢報道などがあったが、再びドイツ銀行の財務不安が再燃し世界的に方向感のない展開だった。9月の日本株は合計1兆円近い日銀のETF買いが下値を支えた。
今週の株式市場は揉み合いか。ドイツ銀行に関しては、当初見込みよりも低い制裁金でアメリカ司法省と合意が近いとの報道で週末は反発したが引き続き注意を要する。アメリカ大統領選挙まで大きなイベントはなく、ドイツ銀行の問題が沈静化すれば世界的に再び低ボラ相場に戻りそう。上は週足雲下限レベルの16,750円が目先のレジスタンスで、下は週足基準線レベルの16,250円がサポート。
日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限16,565円、日足基準線16,721円、週足雲下限16,759円、心理的節目17,000円、5月31日高値17,251円。下値サポートとしては、週足基準線16,239円、心理的節目16,000円、日足雲下限15,904円など。
東証1部全銘柄 予想PER14.82倍 予想PBR1.17倍 予想配当利回り1.89%
今週の予想レンジ:16,000円~17,000円
更新日 2016年10月2日 株・個人投資家の喫茶店