先週の日経平均は続伸。米国の企業業績は概ね好調なものの、年内の利上げ観測が強まったことで長期金利が上昇し、株式市場は高値圏での揉み合いとなっている。日本株にとっては米国株が崩れず円安に振れた分だけプラスになており、週を通して堅調な推移を続けた。日経平均は週ベースで261.82円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。心理的節目の17,500円や月足基準線17,741円などのテスト局面には変わりないが、さすがに株価の割高感は否めず次第に上値は重くなりそう。下は長らくレジスタンスだった17,000円割れが目先のサポートに変わっており、日銀のETF買いも引き続き強力な下支え要因になっている。積極的な買いも売りも入ってこない環境が継続しそうなので指数は膠着感を強めそうだが、個別の決算プレーは激しくなりそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目17,500円、4月25日高値17,613円、月足基準線17,741円。下値サポートとしては、日足転換線17,153円、心理的節目17,000円、週足雲下限16,991円、日足基準線16,873など。
東証1部全銘柄 予想PER15.66倍 予想PBR1.23倍 予想配当利回り1.80%
今週の予想レンジ:16,800円~17,700円
更新日 2016年10月30日 株・個人投資家の喫茶店