先週の日経平均は反発。週前半は円高進行を受け18,783円まで下げるなど軟調なスタートとなった。その後はトランプ大統領が矢継ぎ早に幾つもの大統領令に署名したことで、いいとこ取りではあるものの、その実行力をアメリカ株式市場が評価し、NYダウが初の2万ドル乗せとなったことで、日本株もその恩恵に預かった。日経平均は週ベースで329.49円の上昇。
今週の株式市場は方向感のない展開か。1月5日のザラ高値19,615円を抜けてくれば、勢いで20,000円まで行くことも考えられるが、トランプ大統領のドル高牽制発言や保護主義的な発言が日本株には重しとなっており、積極的に上値を追える状況にはないと考える。現状で上値を押さえられてしまうと三尊天井が形成されるので、まずは1月5日の高値を抜けられるかどうかに注目したい。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、1月5日高値19,615円、心理的節目20,000円。下値サポートとしては、日足基準線19,133円、心理的節目19,000円、1月18日安値18,650円、月足基準線17,908円、週足雲上限17,905円など。
東証1部全銘柄 予想PER17.27倍 予想PBR1.35倍 予想配当利回り1.66%
今週の予想レンジ:18,750円~19,750円
更新日 2017年1月29日 株・個人投資家の喫茶店