先週の日経平均は続伸。注目のトランプ大統領の議会演説は、具体性に乏しく新鮮味のないものだったが、懸念されていた過激な発言もなかったことから、日米とも売り方の損失覚悟のショートカバーを巻き込みながらの上昇となった。日経平均は週ベースで185.63円の上昇。
今週の株式市場は上値を試す展開か。チャート的にはボックスを上抜けしたか微妙な位置で先週終わったが、アメリカの3月の利上げ観測が急速に高まっており、円安で推移しそうなのは日本株に追い風となろう。ただ、アメリカファーストで製造業の復活を掲げるトランプ大統領下で、過度なドル高円安を期待するのも難しく、日経平均のレンジが500円ほど切り上がったとしても上値は重そうだ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目19,500円、1月5日高値19,615円。下値サポートとしては、日足基準線19,151円、日足雲上限19,100円、1月18日安値18,650円など。予想レンジは先週と同じとする。
東証1部全銘柄 予想PER16.95倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.64%
今週の予想レンジ:19,100円~19,800円
更新日 2017年3月5日 株・個人投資家の喫茶店