先週の日経平均は反落。週前半は、前週に大幅高した反動や、前FBI長官の議会証言、英国の総選挙、ECB理事会などを前に様子見ムードが強く、利益確定売りが優勢だった。週後半は、欧米のリスク・イベントが波乱なく通過したことで再び2万円台を回復した。日経平均は週ベースで164.02円の下落。
今週の株式市場は底堅い展開か。13~14日に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で相場の流れが変わるかが焦点となる。6月の利上げ自体は既にマーケットに織り込まれているので、バランスシートの縮小と今後の利上げペースが注目材料となるが、個人的には若干ハト派寄りな内容になると予想しており、極端な円高・円安に振れることもなく、日米とも高値圏での揉み合いが継続すると思われる。予想レンジは先週と同じとする。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,500円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、日足転換線19,905円、日足基準線19,787円、心理的節目19,500円、75日移動平均19,339円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.58倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.70%
今週の予想レンジ:19,600円~20,500円
更新日 2017年6月11日 株・個人投資家の喫茶店