先週の日経平均は続伸。週前半は狭いレンジでの揉み合いだったが、週後半は米国主要3指数が揃って史上最高値を更新するなど良好な外部環境を追い風に節目の2万円を超え、年初来高値を更新した。日経平均は週ベースで490.44円の上昇。
今週の株式市場は底堅い展開か。節目の20,000円を突破したことで、3月のザラ場高値19,668円~4月のザラ場安値18,224円を元にしたV計算値21,000円水準が次の目標となるが、ドルの上値が重いことから、このまま20,000円台に定着できるかは為替次第と言える。また、5月30日に40%を超えていた空売り比率は週末35%に低下している。買い戻さなければならないポジションもまだあると思われるが、前週末のようなショート・カバーは期待できない。もっとも米国株が史上最高値を更新し続ける環境で売り材料もなく、突発的な悪材料でも出ない限り下値も堅そうだ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,500円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,000円、日足転換線19,905円、日足基準線19,553円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.79倍 予想PBR1.31倍 予想配当利回り1.69%
今週の予想レンジ:19,600円~20,500円
更新日 2017年6月4日 株・個人投資家の喫茶店