先週の日経平均は続伸。日本が3連休中に米国株が連日で史上最高値を更新し、米長期金利の上昇から為替も円安に振れたことで、週明けは窓をあけて2万円を超えての寄り付きとなった。日経平均・TOPIXとも年初来高値を更新したことで、粘っていた売り方もショート・カバーを余儀なくされる。その後は急ピッチな上昇に対する警戒感から高値圏での揉み合いとなった。日経平均は週ベースで386.95円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。北朝鮮情勢を巡る先行き不透明感は強いものの、利上げ方向の米国と出口の見えない異次元緩和を続ける日本の金融政策の違いから、今週もドル高・円安が株価を支えそうだ。ただ、これは米国株がこのまま堅調に推移するという前提が必要で、このまま上値追いを続けられるかはやや疑問。チャート的には上は心理的節目の20,500円や、2015年につけたザラ場高値20,952円ぐらいしか節目がない状態。調整した場合は19日の窓埋め水準である19,900円レベルが意識されるが、東証の空売り比率も40.6%と依然として高水準なので、下がったところでは買い戻しが株価を支えそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,500円、2015年ザラ場高値20,952円。下値サポートとしては、心理的節目20,000円、日足転換線19,959円、日足雲上限19,902円、日足基準線19,860円、日足雲下限19,815円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.94倍 予想PBR1.33倍 予想配当利回り1.61%
今週の予想レンジ:19,800円~20,500円
更新日 2017年9月24日 株・個人投資家の喫茶店