先週の日経平均は反発。ジャクソンホールは無風で通過となったが、火曜日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受け外為市場は円高になり、日経平均は昨年11月以来初めて200日移動平均線を割り込む場面もあった。しかし、その後は新規の悪材料が追加されなかったことで買い戻しが優勢となり、週末かけ戻り基調となった。日経平均は週ベースで238.86円の上昇。
今週の株式市場は上値の重い展開か。先週200日移動平均線を割り込んだ後に自律反発局面に入ったが、買い戻しの域は出ていない。今後も米国政治の混迷、債務上限問題、北朝鮮を巡る地政学リスクが重しとなる構図に変化はないと見る。日経平均の上値目途は、商いが膨らんだ2万円前後。下値目途としては、200日移動平均線19,361円や週足基準線19,271円がサポートとして意識される。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線19,728円、75日移動平均線19,880円、日足雲下限19,884円、心理的節目20,000円、日足雲上限20,050円。下値サポートとしては、200日移動平均線19,361円、週足基準線19,271円、心理的節目19000円、週足雲上限18,524円など。
東証1部全銘柄 予想PER15.57倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.64%
今週の予想レンジ:19,300円~20,000円
更新日 2017年9月3日 株・個人投資家の喫茶店