先週の日経平均は続伸。週明けは米中の貿易摩擦懸念やシリア情勢を睨みながら神経質な展開だったが、中国の習近平国家主席が講演で自動車の関税引き下げや金融市場の開放、外資の過半出資を認める方針などを示したことを受け、堅調な推移となった。トランプ大統領がTPPへの復帰を検討するよう指示したこともプラス材料だった。日経平均は週ベースで211.22円の上昇。
今週の株式市場は、上値を試す展開か。週末にシリアへの米英仏よる攻撃が実行に移された。週明け日本市場でリスク回避の売りが先行する可能性もあるが、今回も1回限りの限定的なものであることから、持ち直しも早いと思われる。その後、18日に開催される日米首脳会談でトランプ大統領から厳しい要求がなければ、上値を試す展開となりそうだ。目先は200日移動平均線21,409円がサポートで、上は日足雲下限21,967円、心理的節目22,000円など。22,000円付近の戻り売りをこなして行くには商いの増加が必要。
日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限21,967円、心理的節目22,000円、日足雲上限22,533円。下値サポートとしては、200日移動平均線21,409円、日足基準線21,159円、3月26日安値20,347円など。
東証1部全銘柄 予想PER14.87倍 予想PBR1.31倍 予想配当利回り1.59%
今週の予想レンジ:21,250円~22,250円
更新日 2018年4月15日 株・個人投資家の喫茶店