先週の日経平均は反発。週前半は米中の貿易摩擦を巡る過度の懸念が後退したことを受け反発しての始まりとなった。その後、上値は重くなったものの、北朝鮮を巡る政治リスク後退を受け、ドル円が106円台の円安に振れたことを追い風に、週末には節目の200日移動平均線を回復した。日経平均は週ベースで836.44円の上昇。
今週の株式市場は、戻りを試す展開か。米中の貿易摩擦を巡る過度の懸念が後退したとや、北朝鮮情勢をめぐる緊張も和らいでいる。また、米ハイテク株に持ち直しの兆しが出ていることもプラス材料。ただ、トランプ氏の発言一つで再びリスクオフになる懸念もあり楽観は出来ない。チャートは先週末に200日移動平均線を回復したが商いは伴っていない。22,000円付近の戻り売りをこなして行くには商いの増加が必要。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目22,000円、日足雲下限22,045円、日足雲上限22,539円。下値サポートとしては、日足基準線21,424円、200日移動平均線21,329円、3月26日安値20,347円など。
東証1部全銘柄 予想PER14.79倍 予想PBR1.30倍 予想配当利回り1.60%
今週の予想レンジ:20,750円~22,000円
更新日 2018年4月1日 株・個人投資家の喫茶店