先週の日経平均は続伸。米朝首脳会談は、あまり中身はなかったが想定内の内容で相場への影響は限定的だった。中銀イベントに関しては、FOMCはタカ派的、ECB理事会はハト派的な内容となり、市場予想と若干乖離は出てたものの、株式市場のボラは限定的なものにとどまった。大きな波乱もなかったが、米中貿易摩擦の懸念などを背景に上値は抑制された。日経平均は週ベースで157.25円の上昇。
今週の株式市場は、底堅い展開か。重要イベントを通過したことで純粋にファンダメンタルズに目が向きそうだ。為替が安定していれば好調な米国経済を背景に強含みで推移する週になりそうだが、米国の通商政策リスクが上値を抑制しそうだ。米国は中間選挙を控えトランプ氏の日本に対する風当たりが徐々に強まる可能性もリスク要因。上は心理的節目の23,000円、2月2日~5日の下落時に空けた窓埋め23,122円などが目先のレジスタンス。下は日足基準線22,491円、日足雲上限22,214円、心理的節目22,000円などがサポートとして意識される。予想レンジは先週と同じとする。
東証1部全銘柄 予想PER15.42倍 予想PBR1.36倍 予想配当利回り1.62%
今週の予想レンジ:22,250円~23,250円
更新日 2018年6月17日 株・個人投資家の喫茶店