先週の日経平均は続落。日米新通商協議(FFR)を控え薄商いのなか方向感のない展開が続き、週末になるとトルコリラの急落からリスクオフムードが強まった。FFRでの協議は平行線のまま終わり、最終的な日本の扱いは次回以降に持ち越しとなった。日経平均は週ベースで227.1円の下落。
今週の株式市場は、上値の重い展開か。FFR初会合での合意は得られず結論は先送りとなったことで、週初はヘッジの買い戻しが期待できる。ただ、米中貿易摩擦の激化、トルコ・リラの急落に伴う欧州金融機関への懸念など、不安材料は多く上値が追いづらい状況には変わりない。お盆休みで参加者が減り薄商いが見込まれることから、先物主導で上下に大きく振らされる場面もありそうだ。目先は日足基準線と薄い雲を維持できるかどうか。
上は心理的節目23,000円、2月2日~5日の下落時に空けた窓埋め23,122円などがレジスタンス。下は日足雲上限22,256円、日足基準線22,206円、日足雲下限22,123円、心理的節目22,000円、心理的節目21,500円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER14.67倍 予想PBR1.29倍 予想配当利回り1.72%
今週の予想レンジ:21,750円~22,750円
更新日 2018年8月12日 株・個人投資家の喫茶店