先週の日経平均は続伸。週明けは米国株式市場でS&P500とナスダック指数が史上最高値を更新した流れを受け197円高での始まりとなった。その後もS&P500とナスダック指数は4日連日で史上最高値を更新したものの、日経平均は心理的節目の23,000円を抜けきることは出来ず膠着感を強めた。日経平均は週ベースで263.38円の上昇。
今週の株式市場はボラタイルな展開か。トランプ政権が2000億ドル(約22兆2200億円)の中国製品に対する追加関税を発動する可能性が高まっていることから、不安定な動きになりそうだ。もし決定されば輸入の少ない中国は同規模の報復関税は物理的に不可能であることから、どのような対抗策を出してくるか注目される。結果次第でリスクオフとなり、世界的な株売りとなる可能性もある。ただ、中国を叩くほど米国株は上昇している事実もあるので、影響は一時的なものにとどまることも考えられ、決め打ちは難しい。
上は心理的節目23,000円、2月5日の窓埋め23,122円。下は日足基準線22,441円、日足雲上限22,425円、日足雲下限22,256円、心理的節目22,000円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER14.79倍 予想PBR1.31倍 予想配当利回り1.71%
今週の予想レンジ:22,000円~23,250円
更新日 2018年9月2日 株・個人投資家の喫茶店