先週の日経平均は続落。週明けは反発して始まったものの、米中貿易摩擦の長期化、イタリアの財政懸念、米国とサウジとの関係悪化など懸念材料が多く買いは続かなかった。来期の景気減速懸念から買いが見送られる中、先物主導で火曜日には600円、木曜日には800円を超える急落となった。日経平均は週ベースで1347.48円の下落。
今週の株式市場は、ボラタイルな展開が継続か。10月2日の年初来高値2,448.07円からの下落幅は3,000円を超えオシレーター指標は売られ過ぎを示唆していることから、自律反発のタイミングには来ている。ただ、決算発表に対する厳しい反応もあり、投資家は新規の買いには慎重になっている。投げ売りもまだ中途半端な段階であることから、本格化する国内企業決算の発表を前に自律反発はあっても基本上値の重い展開が続きそうだ。
上は週足雲下限21,684円、週足雲上限21,848円、心理的節目22,000円、200日移動平均22,467円、日足基準線22,710円がレジスタンス。下は心理的節目21,000円、3月26日の年初来安値20,347円、月足基準線20,279円、心理的節目20,000円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER13.62倍 予想PBR1.20倍 予想配当利回り1.91%
今週の予想レンジ:20,250円~22,250円
更新日 2018年10月28日 株・個人投資家の喫茶店