先週の日経平均は続落。週明けはムニューシン米財務長官が日本にも為替条項を求める意向を示したことや、2019年10月の消費増税を予定通り実施する方針と伝わったことが投資家心理を冷やし、400円を超える下落となった。その後は自律反発の動きを見せたが節目の23,000円は越えられず、週末は再び弱含む展開となった。日経平均は週ベースで162.58円の下落。
今週の株式市場は、ボラタイルな展開が継続か。米長期金利の高止まり、米中貿易摩擦の長期化、サウジアラビアと米国との関係悪化など手控え材料が多く、自律反発があっても限定的か。悪材料の方には敏感に反応しやすくなっているので、先物主導で上下に荒い動きになる場面もあるだろう。目先は日米とも200日移動平均の攻防。
上は心理的節目23,000円、日足基準線23,330円、心理的節目23,500円がレジスタンス。下は日足雲上限22,522円、200日移動平均22,500円、日足雲下限22,247円、心理的節目22,000円などがサポートとして意識される。
東証1部全銘柄 予想PER14.39倍 予想PBR1.28倍 予想配当利回り1.79%
今週の予想レンジ:22,000円~23,000円
更新日 2018年10月21日 株・個人投資家の喫茶店