先週の日経平均は揉み合い。米欧の貿易摩擦懸念や国際通貨基金(IMF)の世界経済見通しの引き下げなどで上値は重かったが、為替の円安基調や下がったところでは日銀のETF買いが下値を支えた。日経平均は週ベースで63.06円の上昇。
今週の株式市場は揉み合いか。週明けは米国株高や為替の円安基調を好感し買いが先行しそだ。ただ、大型連休を控え市場エネルギーは非常に乏しく、レンジを一段切り上げ22,000円台に定着するのはなかなか難しだろう。注目はワシントンで開催される新たな日米貿易交渉。ムニューシン米財務長官が「通貨切り下げを自制する為替条項を含めることになる」と述べていることから、為替の動向には注意が必要だ。予想レンジは先週と同じとする。
日経平均の上値抵抗としては、200日移動平均線21,888円、心理的節目22,000円、週足雲下限22,397円。下値サポートとしては、日足基準線21,406円、日足雲上限21,350円、心理的節目21,000円、週足基準線20,953円など。
東証1部全銘柄 予想PER14.06倍 予想PBR1.21倍 予想配当利回り1.95%
今週の予想レンジ:21,500円~22,250円
更新日 2019年4月14日 株・個人投資家の喫茶店