2020年2月23日日曜日

2020年2月25日~2月28日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2020年2月21日
先週の日経平均は続落。週前半は2019年10─12月期実質国内総生産(GDP)の下振れや、新型肺炎(COVID-19)の流行で1-3月期の売上高が会社予想に届かない見通しだとアップルが発表したことを受け売りが先行。その後は中国の景気刺激策への期待や、底堅い米国株式市場が支えとなり買い戻される場面もあったが、国内での新型肺炎の感染者数増加を受け上値の重い展開となった。日経平均は週ベース300.85円の下落。

今週の株式市場は軟調な展開か。新型肺炎の国内拡大と底堅い米国株、中国の景気刺激策が今週も綱引きする構図か。新型肺炎を巡り日本国内で感染源を追えない「市中感染」が確実に拡大している。政府のまずい対応もあり、潜在的な患者数は既に数千人規模に拡大している可能性も否定できない。経済活動の停滞など言うまでもないが、医療体制も現時点で既にパンク状態にあることも心配だ。今後感染が拡大すれば、中国のような人権を無視した封じ込め策や、突貫工事での隔離病院の建設も日本ではできないことから、中国以上に深刻な事態となることも考慮しておくべきだろう。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限23,398円、日足基準線23,445円、日足雲上限23,513円、心理的節目24,000円、昨年10月2日高値24,448円。下値サポートとしては、心理的節目23,000円、心理的節目22,500円。

東証1部全銘柄 予想PER15.88倍 予想PBR1.20倍 予想配当利回り2.01%

今週の予想レンジ:22,500円~24,000円

更新日 2020年2月23日 株・個人投資家の喫茶店

2020年2月16日日曜日

2020年2月17日~2月21日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2020年2月14日
先週の日経平均は反落。新型肺炎の感染者数の増加は近いうちにピークアウトするとの見方から、米国株主要3指数がそろって史上最高値を更新。日本株も連れ高する場面もあったが、週末にかけ中国で新型肺炎の死者と感染者数の急増が発表され再び軟化した。日経平均は週ベースで140.39円の下落。

今週の株式市場は軟調な展開か。新型肺炎を巡り日本国内でも感染源を追えない「市中感染」が既に広がっている可能性が出てきた。国内感染者数が加速するようだと株式市場もネガティブな影響は避けられない。好調な米国株や中国の景気対策が下値を支えそうだが、中国と地理的に近いこともあり、新型肺炎に終息の兆しが見えるまでは上値は抑制されそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目24,000円、昨年10月2日高値24,448円。下値サポートとしては、日足雲上限23,490円、日足基準線23,445円、日足雲下限23,385円、心理的節目23,000円、心理的節目22,500円。

東証1部全銘柄 予想PER16.16倍 予想PBR1.23倍 予想配当利回り1.93%

今週の予想レンジ:23,000円~24,000円

更新日 2020年2月16日 株・個人投資家の喫茶店

2020年2月9日日曜日

2020年2月10日~2月14日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2020年2月7日
先週の日経平均は反発。新型肺炎の治療薬報道、好調な米国経済指標、中国政府が米国からの一部輸入品の関税引き下げを発表するなどの好材料を受け、ショートが買い戻しを余儀なくされ日米とも堅調な展開となった。日経平均は週ベースで622.8円の上昇。

今週の株式市場は上値の重い展開か。先週はショート・カバー中心に大きな上昇となったが、新型肺炎の収束に目処が立たず実体経済への影響が上値を抑制しそうだ。バブル的に上昇する米国株の動向しだいで荒れた展開も想定される。

日経平均の上値抵抗としては、心理的節目24,000円、昨年10月2日高値24,448円。下値サポートとしては、日足雲上限23,739円、日足基準線23,445円、日足雲下限23,070円、心理的節目23,000円、心理的節目22,500円。

東証1部全銘柄 予想PER16.13倍 予想PBR1.25倍 予想配当利回り1.90%

今週の予想レンジ:23,000円~24,000円

更新日 2020年2月9日 株・個人投資家の喫茶店

2020年2月2日日曜日

2020年2月3日~2月7日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2020年1月31日
先週の日経平均は続落。中国湖北省武漢市を「震源地」とする新型コロナウイルスに
よる肺炎の感染拡大を受け売り優勢に推移した。日経平均は週ベースで622円の下落。

今週の株式市場はボラタイルな展開か。新型肺炎の感染拡大が続いている。チャーター便で帰国した人の感染率1.4%から考えると、中国やWHO発表の現在の感染者数1万2千人はとても信じられる数字ではない。日本人が新型肺炎に特別罹患しやすい体質でもない限り、控えめに見積もっても武漢市の人口1千万人の1.4%である14万人は少なくとも感染していると考えるのが妥当だろう。SARSと比べ致死率が低いことや、各国の対応も進んできていることから自律反発する場面もありそうだが、実際の数字が分からず、今後大きく上方修正されるリスクもあることから、今週も新型肺炎の報道を巡り一喜一憂する展開が続きそうだ。

日経平均の上値抵抗としては、日足基準線23,504円、日足雲上限23,560円、心理的節目24,000円、昨年10月2日高値24,448円。下値サポートとしては、心理的節目23,000円、日足雲下限22,700円、心理的節目22,500円、週足基準線22,113円。

東証1部全銘柄 予想PER15.77倍 予想PBR1.22倍 予想配当利回り1.94%

今週の予想レンジ:22,500円~23,500円

更新日 2020年2月2日 株・個人投資家の喫茶店