2020年5月17日日曜日

2020年5月18日~5月22日の日経平均予想

日経平均一目均衡表(日足)チャート2020年5月15日
先週の日経平均は反落。米雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比2050万人減少し、減少幅は過去最大となった。ただ、ほぼ事前に予想通りだったことから米国株は上昇し週明けは日本株も続伸となった。その後は、コロナ感染第2波への警戒感が残る中、実体を伴わない株価の上昇に複数の著名投資家が割高感を表明したことや、米中の対立激化懸念が重しとなり利益確定売りや戻り売りに押される展開となった。ただ、日本株は5営業日中3営業日で日銀のETF買いが入ったことで下値も限定的だった。日経平均は週ベースで141.62円の下落。

今週の株式市場は、上値の重い展開か。経済活動再開に伴う感染第2波への懸念や先鋭化する米中の対立が上値の重しとなる。国内は決算発表が一巡し、東証1部のPERは30倍近くまで上昇し、上値を買って行くには材料不足。下がったところでは今週も日銀のETF買いが存在感を発揮しそうだが、マーケットが落ち着いてきた分、戻る過程で無視してきた悪材料にも注意が必要。

日経平均の上値抵抗としては、日足雲上限20,219円、週足基準線20,237円、5月11日高値20,390円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、心理的節目20,000円、日足基準線19,168円、心理的節目19,000円、日足雲下限18,822円。

東証1部全銘柄 予想PER28.06倍 予想PBR1.07倍 予想配当利回り1.51%

今週の予想レンジ:19,000円~21,000円

更新日 2020年5月17日 株・個人投資家の喫茶店