先週の日経平均は反発。全米50州で経済活動の制限が段階的に解除されていることや、国内でも緊急事態宣言が全国の9割の都道府県で解除されたことで堅調な展開となった。日経平均は週ベースで350.69円の上昇。
今週の株式市場は、上値を試す展開か。国内の緊急事態宣言の全面解除も視野に入り
、堅調な展開が見込まれる。レジスタンスだった週足基準線をサポートにできるかが注目される。ただ、株価の割高感は否めないので大きな上昇も見込みづらい。
懸念材料としては米中の対立激化。昨年までは紆余曲折はあったものの米中問題は好材料の方に強く反応し一貫して株式市場は上昇してきた。マーケットには米中の対立に耐性が出来ているが、昨年までは話が貿易問題に限定されていたからだ。現在は、対立軸が通商問題から資本主義・自由主義陣営VS共産主義・社会主義陣営に発展しかねない状況であり、イデオロギーの対立に発展すれば双方妥協の余地はなくなることから、今後の動きには注意が必要だろう。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目20,500円、心理的節目21,000円。下値サポートとしては、週足基準線20,237円、日足雲上限20,176円、心理的節目20,000円、日足基準線19,796円。
東証1部全銘柄 予想PER25.05倍 予想PBR1.11倍 予想配当利回り1.37%
今週の予想レンジ:19,500円~21,000円
更新日 2020年5月24日 株・個人投資家の喫茶店