先週の日経平均は反発。週明けは700円を超える大幅続落での始まりとなったが、FRBが個別企業の社債購入を開始すると発表したことや、トランプ政権が景気テコ入れ策の一環として1兆ドル(約107兆円)に近いインフラ計画の提案を準備しているの報道で米国株が反発し翌日の日経平均は1,000円超えるを急反発となった。その後はコロナ感染第2波への懸念から再び軟調な展開となったが、下がったところでは日銀のETF買いが下値を支えた。日経平均は週ベースで173.31円の上昇。
今週の株式市場は、揉み合いか。外部環境に大きな変化はなく、踏み上げ的な株価上昇が一旦止まったことで、米国の感染第2波への懸念や米中関係の悪化が蒸し返されやすくなる。もっとも大規模な金融緩和や財政出動を背景に下値も限定的か。上値を買っていく材料もないが、日本株は下がれば日銀が株を買うので方向感は出づらい。先週同様、上は心理的節目の23,000円、下は日足基準線や週足雲下限が位置する21,500円レベルが目先のレジスタンスとサポート。
日経平均の上値抵抗としては、週足雲上限22,749円、心理的節目23,000円、年初来高値24,115円。下値サポートとしては、心理的節目22,000円、200日移動平均21,793円、週足雲下限21,519円、日足基準線21,509円、心理的節目21,000円。
東証1部全銘柄 予想PER22.02倍 予想PBR1.20倍 予想配当利回り1.41%
今週の予想レンジ:21,500円~23,000円
更新日 2020年6月21日 株・個人投資家の喫茶店