先週の日経平均は小幅に続伸。週前半は日米とも堅調な展開が続いたが、FOMCで利上げ開始時期の前倒しと、テーパリング(量的緩和の縮小)議論を開始したことが発表された。FOMCが予想以上にタカ派的な内容となったことで週後半は売りが優勢となった。日経平均は週ベースで15.35円の上昇。
今週の株式市場は、上値の重い展開か。予想外にタカ派色が強まったFOMCを受け市場参加者は混乱気味で、NYダウは週ベースで今年最大の陰線を引き、商品先物相場も変調を来している。ただ、ナスダックは高値圏を維持しているので、日経平均への影響は限定的なものにとどまっている。落ち着くには暫く時間が掛かりそうで、日経平均は再び日足基準線を試しに行きそう。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目29500円、心理的節目30000円。下値サポートとしては、日足雲上限28935円、日足雲下限28666円、日足基準線28556円、週足基準線28538円、心理的節目28000円。
東証1部全銘柄 予想PER16.30倍 予想PBR1.32倍 予想配当利回り1.79%
今週の予想レンジ:28,000円~29,000円
更新日 2021年6月20日 株・個人投資家の喫茶店