先週の日経平均は反落。週明けは米国のインフレ加速やウクライナ情勢の緊迫化を受け600円を超える下落で始まった。週半ばにロシア軍の撤収報道を受け急反発する場面もあったが、週末にはウクライナ東部の親ロシア派が実効支配する地域での砲撃報道もあり再び売り直された。日経平均は週ベースで574.01の下落。
今週の株式市場は、ボラタイルな展開が継続か。先週はウクライナとロシアを巡るヘッドラインニュースに先物主導で振り回されたが、今週も同様の展開が予想される。週末に予定されている米ロの外相会談が本当に実施されるのか? また実施されたとしても依然として双方の隔たりが大きいことから、早期解決に向かう可能性は低そうだ。ただ、ロシアがウクライナの首都キエフまでターゲットにしていると云う米国の主張は妄想的で、万一不測の事態が起きてもあくまで東部2州に限定されるのではないか。
日経平均の上値抵抗としては、日足基準線27367円、心理的節目27500円、心理的節目28000円、週足雲上限28378円、週足基準線28420円、日足雲下限28639円、日足雲上限28774円。下値サポートとしては、日足転換線27302円、心理的節目27000円、週足雲下限26796円、1月27日安値26044円、心理的節目26000円。
東証1部全銘柄 予想PER14.45倍 予想PBR1.22倍 予想配当利回り2.18%
今週の予想レンジ:26,000円~28,000円
更新日 2022年2月20日 株・個人投資家の喫茶店