先週の日経平均は続伸。消費者物価指数(CPI)の発表を控え、週前半は利益確定売りや戻り売りに押され、再び節目の28,000円を割り込んだ。週後半は、消費者物価指数(CPI)や卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回ったことで、FRBによる大幅利上げへの過度な警戒感が後退し、日米とも堅調な展開となった。日経平均は週ベースで371.11円の上昇。
今週の株式市場は、戻りを試す展開か。米国の物価指標が市場予想を下回ったことで、過度な利上げ懸念が後退し日米とも買い戻しに拍車が掛かった。日経平均は、3月25日高値(2万8338円81銭)と6月9日高値(2万8389円75銭)を超えたことで、目先は29,000円を試しに行きそうだ。ただ、半導体需要の鈍化やFRBもインフレ警戒を緩めていないことから、買い戻しが一巡すれば再び上値は重くるだろう。
日経平均の上値抵抗としては、心理的節目29000円、年初来高値29388円。下値サポートとしては、週足雲上限28420円、週足雲下限28068円、心理的節目28000円、日足基準線27299円。
プライム全銘柄 予想PER13.84倍 予想PBR1.20倍 予想配当利回り2.31%
今週の予想レンジ:28,000円~29,000円
更新日 2022年8月14日 株・個人投資家の喫茶店