先週の日経平均は反発。週前半は円高の進行を受けて下げる場面もあったが、7月のISM非製造業景況感指数が市場予想を上回ったことから、米国株がグロース株中心に堅調な展開となり、日本株も28,000円を上回って週を終えた。日経平均は週ベースで374.23円の上昇。
今週の株式市場は、底堅い展開か。週末の米雇用統計は非常に好調な内容となり、リセッションは和らいだが、FRBがインフレ抑制に向けて積極姿勢を維持するとの見方が強まる結果となった。円が再び売られ、米国株はいいとこ取りとも思えるが、底堅い動きで終わっているので、日本株には悪くない内容。今週は10日に発表される米消費者物価指数(CPI)が最大の注目点。原油価格の下落などにより、エコノミスト予想は前年同月比8.8%上昇と、前月の9.1%上昇からやや伸びが鈍化する見込み。発表後に為替も株も再びボラが高まりそうだが、日経平均はオプションSQに向け底堅い動きが継続しそう。
日経平均の上値抵抗としては、6月9日高値28389円、週足雲上限28420円、心理的節目28500円、心理的節目29000円。下値サポートとしては、週足雲下限28068円、心理的節目27500円、日足基準線27015円、日足雲上限26954円、日足雲下限26623円。
プライム全銘柄 予想PER13.76倍 予想PBR1.19倍 予想配当利回り2.32%
今週の予想レンジ:27,250円~28,500円
更新日 2022年8月7日 株・個人投資家の喫茶店