先週の日経平均は小幅に続伸。注目のFOMCは次回会合から利上げ幅の縮小が示唆されたが、パウエル議長がFOMC後の会見で政策金利の終着点(ターミナルレート)がFRBの従来予想より高くなる可能性を示唆し、早期の利上げ停止を否定したことで、米国株は利益確定売りが優勢となった。ただ、雇用統計で失業率が悪化したことで週末は再び買いが優勢となる。日経平均は週ベースで94.54円の上昇。
今週の株式市場は、不安定な動きが継続か。米連邦議会の中間選挙は上院、下院とも共和党が優勢で、ねじれ議会になるのは織り込み済み。特に波乱はないだろう。10月の米CPIが物価の落ち着きを示す内容になれば、再び買い戻しが優勢となりそうだが、市場予想を上回ると再び波乱も。日本株は相対的に底堅い動きが続きそう。
日経平均の上値抵抗としては、日足雲下限27211円、週足基準線27371円、日足雲上限27580円、週足雲上限27738円、心理的節目28000円。下値サポートとしては、200日移動平均線27164円、週足雲下限27050円、心理的節目27000円、日足基準線26657円、心理的節目26500円。
プライム全銘柄 予想PER13.29倍 予想PBR1.15倍 予想配当利回り2.41%
今週の予想レンジ:26,750円~28,000円
更新日 2022年11月6日 株・個人投資家の喫茶店