先週の日経平均は小幅に続伸。週明けは強い雇用統計を受け米国株は下落して戻ってきたが、円安の進行と政府が日本銀行の次期総裁として雨宮氏に打診する方向と報じられたことが好感され上昇スタートとなった。その後、米国株は冴えない動きを続けたが、日本株は円安を支えに狭いレンジで揉み合う展開となった。日経平均は週ベースで161.52円の上昇。
今週の株式市場は不安定な展開か。10日の引け後に日銀人事が発表され、経済学者で元日銀審議委員の植田和男氏が総裁に就任すことが決まった。発表直後は円高・株先売りでの反応となったが、会見で現在の金融政策を肯定するなど、当面は異次元緩和が維持されることが確認されると為替も株も落ち着きを取り戻した。今週は米消費者物価指数(CPI)が14日夜に発表される。数字次第で米国株は上下に荒い動きとなり、日本株も為替を含め大きな影響を受けそうだ。
日経平均の上値抵抗としては、週足雲上限27738円、心理的節目28000円、心理的節目28500円。下値サポートとしては、週足基準線27422円、200日移動平均27246円、週足雲下限27161円、日足雲上限27082円、心理的節目27000円、日足基準線26770円、日足雲下限26591円。
プライム全銘柄 予想PER13.85倍 予想PBR1.17倍 予想配当利回り2.38%
今週の予想レンジ:26,750円~28,250円
更新日 2023年2月12日 株・個人投資家の喫茶店