先週の株式市場は、ユーロ相場が落ち着き買い戻しが入ったことで、欧米の株式市場は堅調に推移した。それを受けた日経平均も週ベースで289円の上昇となった。ただ、中身は買い戻しやリバランスが中心で、出来高は薄く、ザラ場の動きは極めて限定的であった。
今週の株式市場は、ユーロ相場を睨みながらレンジでの揉み合いが継続すると思われる。外国人の売り圧力は弱まってきたが、リスク資産への回帰にはまだ時間がかかりそう。人民元に関しては、政治的パフォーマンスであり、云われている年内3%以内なら影響は限定的だと思われる。
レジスタンスは心理的節目の10,000円、6月16日の高値10,109円、200日移動平均の10,302円。サポートは均衡表・週足雲上限9,863円25日移動平均の9,803円、心理的節目の9,500円。
今週の予想レンジ:9,750円~10,250円
更新日 2010年6月20日 株・個人投資家の喫茶店