先週の株式市場は、米株高や勝手に円安論者とのレッテルを貼られた菅直人効果もあり円安が進行。日経平均は週ベースで138円の上昇となった。
今週の株式市場は、外部環境を睨みながら先物主導のボラタイルな展開が継続。週末の米国株は米雇用統計が事前予想を下回り、またハンガリーの新政権の不用意な発言から再び欧州不安が広がり急落となった。目先のレジスタンスは心理的節目の10,000円、25日移動平均の10,167円、200日移動平均の10,335円など。下値の目処は心理的節目の9,500円、年初来安値の9,395円。
予想レンジは3週連続の据え置きとするが、週末にはメジャーSQが控えているので外部環境が荒れるようだと先物主導でレンジを超える波乱も十分。11月27日安値9076円へのトライは後退しているものの、10,000円台への回復及び定着も心許ない状況。いずれにしろこれだけ下がった相場、暫く下値圏でのウオッシュ&リンスはかかせない。
今週の予想レンジ:9,500円~10,000円
今週の相場格言:疑わしきは何もするな。
更新日 2010年6月6日 株・個人投資家の喫茶店