2010年6月27日日曜日

2010年6月28日~7月2日の日経平均予想



先週の株式市場は、中国の人民元の弾力化を歓迎する、いいとこ取り相場で始まった。しかし、その後は根強い欧州不安、FOMCでの声明が出口戦略後退と受け止められ円高に振れたことで、日経平均は再び10,000円を割れ下値模索の展開となった。週ベースでの下げ幅は257円に達した。

今週の株式市場も、海外市場を睨みながらレンジでの揉み合いが継続すると思われる。売り圧力自体は強くはないものの、買い手もいない状況が続く。レジスタンスは日足基準線9,815円、週足雲の上限9,900円、心理的節目の10,000円、200日移動平均の10,290円。下値サポートは心理的節目の9,500円、6/9の安値9,378円。チャートからは、誰が見ても上より下への抵抗が少ないのが現状である。

それにしても、日本市場の商いの低迷は深刻である。GSの予測によると 2020年日本の株式市場の出来高(現物・先物)は中国の1/13となり、韓国、香港、インドにも抜かれ、アジアでのシェアは僅か4%になるそうだ。まあ、最近の市場を見ていれば、もっと時期が早まりそうに感じる。

今週の予想レンジ:9,500円~10,000円

更新日 2010年6月27日 株・個人投資家の喫茶店